アメリカにある資産運用会社(Vanguard)が提供している金融商品のひとつです。
この商品を買うことで、長期にわたって配当を増やしてきた会社を200社ほどまとめて買うことができます。
Vanguard社ついて
運用総額:約7.2兆ドル
Vangerd社HP:https://institutional.vanguard.com/web/c1/inst-investor-home/
運用総額世界2位の資産運用会社で、低コストの投資信託やETFを提供しています。
2021年1月31日時点で、約7.2兆ドルものお金を運用していて、3,000万人以上の投資家がバンガードを利用しています。
ETFとは
ETFについてはこの動画がわかりやすいです。
『ETF』をアニメーションで解説!
ETFひとつ買うだけで多くの銘柄に分散投資されるので、ひとつの会社の株を買うより、リスクを抑えた投資ができます。
また、銘柄の入れ替えも運用会社がやってくれるので、業績が悪化した企業は除外されるようになっています。
その分経費は掛かりますが、規模の大きいETFになると経費率は低くなるのでお手軽です。
また、1口:1万~2万円ほどで買えるので、いきなり日本株を100株から買うより始めやすいと思います。
- Vanguardで取り扱っているETF:一覧
- 米国債券
- 米国株式
- 国際債券
- 国際株式
- セクターおよび専門
VIGはこの中の米国株式ETFに含まれています。
VIGについて
Vangaurd公式:VIG概要
VIGの情報※2021/04/09時点
基準価格 | 150.88ドル |
経費率 | 0.06% |
分配利回り | 1.56% |
株式数 | 212社 |
純資産総額 | 672億ドル |
10年以上増配し続けている企業で構成されたETFですが、配当利回りはそれほど高くありません。連続で増配し続けている企業は人気が高いため、株価が下がりづらいので配当利回りが低くなります。



株価の10年チャートです。定期積立でも良いような右肩上がりのグラフです。連続増配できるということは、稼ぎ続けて生き残ってきたということなので人気が高いです。そんな企業が200社集まった株価チャートは力強いですね。


2020年3月の暴落時に恐る恐る一口だけ購入したVIGが含み益になっています。株価と配当金両方の伸びが期待できるので、今後も買い増しして長く持ち続けたいと思います。
VIGの中身(セクター比率)

上位3セクターは
- 一般消費財
- 資本財
- ヘルスケア
となりました。
ひとつのETFでこれだけ分散してくれるのであれば、暴落した時などでも一時的な下げは許容して、持ち続けようと思います。
配当金推移
過去10年分の配当金データが載っていたので、年間合計をグラフにしてみました。


横ばいだった年もありますが、右肩上がりの配当推移でした。2012~2020までの8年間で約1.6倍に成長しています。長期で保有したいと思えるようなETFですね。
まとめ
VIGは
- 経費が安い(0.06%)
- 分散が効いている(約200社、9セクター)
- 運用会社が大きい(約7.2兆ドル)
- 配当金が増加している(8年で約1.6倍)
- 株価の伸びも期待できる
なので、暴落の時などに買い付けることができれば長く持ち続けて大切にしたいです。
以上、資産形成の参考になればと思います。
コメント