アメリカにある資産運用会社(STATE STREET)が提供している金融商品のひとつです。
この商品を買うことで、配当利回りが高い会社を80社まとめて買うことができます。
STATE STREETについて
運用総額:約3.5兆ドル(2020/12/31時点)
STATE STREET HP:https://www.statestreet.com/about/office-locations/japan-japanese-version.html
ETFとは
ETFについてはこの動画がわかりやすいです。
ETFひとつ買うだけで多くの銘柄に分散投資されるので、ひとつの会社の株を買うより、リスクを抑えた投資ができます。
また、銘柄の入れ替えも運用会社がやってくれるので、業績が悪化した企業は除外されるようになっています。
その分経費は掛かりますが、規模の大きいETFになると経費率は低くなるのでお手軽です。
また、1口:1万~2万円ほどで買えるので、いきなり日本株を100株から買うより始めやすいと思います。
SPYDについて
STEET STREET公式:SPYD概要
2021/04/07時点
基準価格 | 39.24ドル |
経費率 | 0.07% |
分配利回り | 4.80% |
株式数 | 78社 |
純資産総額 | 30.6億ドル |



SPYDが作られたのが2015年10月なのでそこからのチャートです。3月の暴落の際が設定日以来最安値になっていました。現在は暴落前の株価まで戻っています。


暴落の際に買い付けしたので現在は含み益になっています。購入しているETFの中では、暴落からの回復に一番時間が掛かっていましたが売り飛ばしたりせずに持っていて良かったと思います。
SPYDのなかみ(セクター比率)

上位3セクターは
- 金融
- 不動産
- エネルギー
となりました。
景気敏感なセクターが上位を占めているので、配当推移が気になるところです。
配当推移


データの数が少ないのでわかりずらいですが、少しずつ増配してくれている気はします。2021年3月の配当額は今までの3月と比べて約1.7倍の増配でした。
まとめ
SPYDは
- 経費が安い(0.07%)
- 分散が効いている(約80社、10セクター)
- 運用会社が大きい(運用総額 約3.5兆ドル)
- 配当金が増加している(3年で約1.15倍)
- 利回りが高い(現在4.8%)
という感じです。
配当利回りは他の高配当ETFより高いですが、SPYDに一極集中させずにバランスよく購入したいと思います。
以上、資産形成の参考になればと思います。
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